ネットショップが軌道に乗るまでの間、じっくり取り組みたいことや心構えなどをシリーズでお伝えしています。
今回は、商品ページの大切さをお話しします。
検索、SNS、広告などからネットショップに訪れたお客様が目にする商品ページ。
どのような商品ページならじっくり見てくれるでしょうか。
どのような内容であれば、購入に至るのでしょうか。
当たり前のようで、実はできていないこと。
忙しくて手つかずのままにしてしまいがちなこと。
気をつけたいポイントなどを解説します。
このシリーズは5回の連載記事です
今回は「第2回:商品ページを充実させよう」です
商品ページを充実させることの大切さ
商品ページ(商品詳細ページ)は、あなたのかわりに「接客」をする場所です。
お客様の心を満たす写真と説明文は用意できていますか?
その商品を購入したいと思っていても、お客様が欲しい情報が揃っていない場合、他のショップに行ってしまうかもしれません。
商品やサービスの良さが十分に伝わらなければ、素通りしてしまう可能性があります。
初めは丁寧に商品ページを作り込んでいても、継続して実行するのは難しいものです。
商品の種類が多くなったり他の業務で忙しくなると、更新作業は大変です。
ついつい雑になったりしがちです。
写真と説明文について、おさえておきたいポイントなどを解説します。
商品写真
写真は上手く撮れなくても大丈夫
カメラマンさんに外注できる場合を除き、ショップや社内の誰かが撮ることになります。
一眼レフやミラーレスなどのカメラでももちろん良いですし、スマホのカメラでも大丈夫です。
撮ることが好きでも嫌いでも、得意でも苦手でも、とにかく撮りましょう。
撮影するたびに工夫をする、他店ではどのような写真が掲載されているかを意識して見る。
そのような繰り返しで、きっと上達します。
初めはどのように撮ったらよいのかわからないと思いますが、少しずつコツがつかめて来ます。
初めの頃の写真を、半年後、一年後と後で見返すと「下手だな」と思うかもしれません。
きっと成長した証となっていることでしょう。
商品の画像は最低でも5枚は必要
例えばコーヒーカップの商品ページなら、下記のような画像を掲載します。
- 全体のデザインがわかる画像
- アングルを変えて
- 素材感や細部のデザインが伝わる画像
- テーブルセッティングで見せる・モデルさんが手に持つなど
全体のデザインだけでは伝わらない細かなことや、そのコーヒーカップを使ったらどのような感じか、生活がどのようになるのかが伝わるような写真を載せると、お客様に「このコーヒーカップを使ってみたい」というイメージを持ってもらえます。
プレゼントとして探している方であれば、贈る相手に喜んでもらえるかなと想像できるかもしれません。
このように伝えたい画像を揃えると、一つの商品につき、掲載する画像は5枚以上にはなるかと思います。
こんな写真はもったいない
私がネットショッピングをしている時に写真を見て「もったいない」「残念だ」と思うケースは4つあります。
- 写真が1枚だけの商品ページ
やる気がないのか、余程の自信があるのか、どっちだろう?と思う商品ページに遭遇することが、たまにあります。
その商品ページからは、買う側にも勇気が必要とされます。理由は、情報が少なすぎるからです。
お客様は「もっと情報が欲しい」と思って、同じ商品を扱っている他店に行ってしまうことでしょう。 - 暗い画像
演出であえて暗くしている場合を除き、画像は適度に明るくしましょう。
明るい方が、見てみたいという気持ちになります。
清潔感が伝わり、良いイメージを持たれるでしょう。
明るい方が、商品が大切に扱われている印象を受けます。暗いと雑に扱われている印象を受けます。 - 形がきちんと伝わっていない画像
写真で物の形を正確に伝えるのは、簡単そうで実はとても難しいです。
実物は真っ直ぐなところが写真では曲線に写ったり、極端に手前が大きく奥が小さく写ったりすることがあります。
このような現象は、「歪み」と表現されます。
カメラ(のレンズ)を商品に近づけて撮ると、歪みが起きやすいです。
近づけて撮るのではなくて、離れた所からズームで撮る。
または、離れた所から撮って後でトリミングする。
こうすると歪みを少なくすることができます。
また、人物や物が頭でっかちのように見えることがあります。
上から見下ろして撮っているとそのように写ります。
できるだけ商品と同じ高さにカメラ(レンズ)の位置を合わせて撮影してみてください。
形がきちんと伝わっていない写真を見て購入したお客様は、実物を見て「写真と違う」と思ってしまいます。
また、歪みがあったり頭でっかちに写っていると、商品の良さや実際の形が伝わらず、購入しようという気持ちにならないかもしれません。 - 加工し過ぎの写真
モデルさんが不自然にスマートに写っている写真(縦に長く伸ばしている)を見ると、「このショップを信用してよいのだろうか」と思ってしまうのは、私だけでしょうか。
色味を過剰に鮮やかにしていると感じる時も、「実物は地味なのかな」と思ってしまいます。
通販サイトでは、商品の形や色合いをそのまま伝えられるような写真が一番望ましいです。
商品を良く見せて売りたい気持ちから「加工し過ぎ」に結びつくのかもしれませんが、購入してくれたお客様は実物を見て残念な気持ちになるかもしれません。
写真で伝える難しさと、それでも伝わるもの
③の歪みと同様に、色味の調整もとても難しいです。
画面を通してできるだけ実物の色を伝えられると良いと思いますが、お客様のモニターやデバイスなどの環境によって色の見え方は多少変わりますので、誰が見ても同じ色に見えることはないというのが現実です。
あまり上手に撮れていなかったり、同じ商品でも画像によって色味にばらつきがあったりする写真が並んでいる商品ページを見ると、店長さんや従業員さんが頑張って撮ったのだなと思います。
プロのカメラマンのように上手な写真や、完璧に綺麗に補正された写真でなくても、伝えようとする気持ちや誠実さが伝わるお店であれば、信用度がアップします。
商品の説明
商品の説明で伝えること
商品の説明は大きく分けて2種類あります。
- サイズ・スペックを表記する
・正確に記載しましょう。
・箇条書きや表にするとわかりやすいです。 - 商品の特徴・使い方などの説明文
・写真や①のスペックの表記だけでは伝わらないことをお客様に伝えます。
①②ともに、お客様が知りたい情報、安心してお買い物ができる情報が揃っていることが大切です。
②の説明文で伝える内容
お客様が何を知りたいのかを想像して書きましょう。
使い方や、どんなシーンで活躍するのか、手入れの方法などを記載しておくと、購入した後のイメージが伝わるでしょう。
メリットだけでなく、デメリットや取り扱い上の注意点なども書いておくことが望ましいです。
信頼度が上がりますし、購入後のトラブルなども未然に防ぐことができます。
説明文の作成方法
説明する項目はパターン化して、アイテムのカテゴリーごとに、ひな型を作っておいてもよいでしょう。
効率よく文章を組み立てることができて、記載もれなどを防げます。
商品の説明文をAIに作成してもらうのは効率アップになるかもしれませんが、丸投げはおすすめしません。
AIが作成したものに間違いがないか、著作権など法的な点で問題がないかなどの確認をしなければならないのはもちろんのことですが、一番大切なのは、そこに「気持ち」やあなた(お店)らしさがあるかどうかということです。
おすすめしたい理由や、写真やスペックの箇条書きだけでは伝わらない魅力などを言葉にのせて伝えましょう。
あなたが生産者である場合は、どんな思いで作ったのかなど、語る言葉はたくさんあるはずです。
ワンパターンの回避策
AIを使うメリットもあります。
同じ人が説明文を書いていると、同じパターンの文章や言い回しばかりになってしまいがち。
AIに書いてもらうことで、自分では思いつかない表現やお客様に伝えると良いポイントなどを教えてもらえます。
上手く活用することで、お客様に役立つ充実した商品ページになることでしょう。
読んでもらえる説明文のコツ
簡潔で、読みやすい文章やレイアウトを心がけましょう。
文章はあまり長すぎず、箇条書きなども交えて、読みやすく簡潔にしましょう。
長い文章を書きたい場合は、別のページやブログ、noteなどで思い綴り、商品ページへのリンクを貼りましょう。(SEO対策にもなります)
制作にまつわるストーリー、その商品があるライフスタイルを想像させるコラム風の記事などは、ファンになってくれるお客様と繋がるチャンスです。
気づいて改善する
お客様の目線で、写真や文章が役に立つものになっているかを確認しましょう。
新しく商品を掲載する時はもちろんですが、定期的に見直すことも大切です。
(必ずパソコンからもスマートフォンからも見え方を確認してください。)
あまり売れていなかった商品の写真や説明文を変更・修正するだけで売れるということもあります。
日々心がけて改善を繰り返していく内に、チェックするときに見るべきポイントなども少しずつわかってきます。
「良い商品なのに、なぜか売れないな」という時に、
メインの写真を入れ替えるだけで、効果があった経験があります。
お客様から問い合せをいただいて、説明不足な点や、記載ミスなどに気づくことがあります。
クレームから気づかせてもらうこともあります。
貴重なご意見を無駄にせず、今後の改善に役立てましょう。
まとめ
ネットショップの商品詳細ページは、あなたの代わりに「接客」をする場所です。
写真や説明文で、お客様が知りたい情報、安心してお買い物ができる情報を伝えましょう。
誠実さや商品・サービスへの思いも伝わる商品ページなら、それを見たお客様がショップのファンになってくれるかもしれません。
作りっぱなしにせず、商品ページを定期的にお客様の目線で確認することも大切です。











