このページで解説するポイント
どのECカートASP(ネットショップ作成サービス)を利用するのかが決まったら、いよいよECサイトを作ります。
・ネットショップ開設の手順と、注意したいポイントなどを解説します。
・ショップOPEN後の集客などについても後半でお伝えします。
どのECカートでも、大まかな手順は同じ
ショップのアカウントを作り、フリープランまたは無料お試し期間を利用して、ご自身のビジネスに合うECカートASPが決まったら、本格的にショップを作っていきましょう。
本記事では、下記の②③④について解説します。
ネットショップ OPEN までにやることは、どのネットショップ作成サービスを使ってもほぼ同じです。
それぞれの ECカートASPの公式サイトやヘルプページなどで、サービス内容に合った開設手順や初期設定ガイドなどが公開されていますので、順に進めていきましょう。
ショップ OPEN までにやること
- ショップアカウント作成
※独自ドメインを使用する場合は、⑤ショップOPENまでの早い段階でドメイン取得・設定をすることをおすすめします。 - ショップをつくる(売り場をつくる)
・商品登録
・ショップのデザイン(テンプレート選択) - 決済方法・送料などを登録・設定する(運営の準備)
・特定商取引法に基づく表記
・支払い方法
・配送方法 / 送料を設定
・メールの設定 - 注文受付けから発送までの流れを確認
・導線・動線の確認
・注文画面での確認 - ショップ OPEN
ここに書いている以外にも、やることはあります。
詳細は利用するプラットフォームのガイドなどでご確認ください。
やることがたくさんあって難しく感じるかもしれませんが、ここが頑張りどころです。
ショップOPEN 後は、商品の登録や受注から発送までの流れは同じことの繰り返しになるので、徐々に慣れるでしょう。
②と③は、同時進行でもよいです。
下記の注意点なども考慮して、計画を立てるようにしてください。
クレジットカード決済の利用については、決済代行サービス会社に申し込みをして審査があります。
(BASE、STORESでは、プラットフォームに申し込む)
審査開始までに、ショップに「特定商取引法に基づく表記」を掲載し、商品が数点以上並んでいる状態にしておくことをおすすめします。(審査に必要です。)
また、審査申し込みから利用開始までに1ヶ月ほどかかる場合があります。
審査が混み合っていたり、申請内容に不備があった場合などは、それ以上の日数を要します。
余裕を持って計画を立てましょう。
※ 利用するECカートASPやプランによって、また利用する決済代行会社・決済の種類によって、審査にかかる日数などは異なります。詳しくは各プラットフォームにてご確認ください。
それでは、②~④を順に解説します。
② ショップをつくる(売り場をつくる)
お客様が目にするショップのデザインや商品ページを作ります。
主に、下記の種類のページを作ります。
- トップページ(1つ)
- カテゴリーページ(カテゴリーの数だけ)* 初めは1~2個でOK
- 商品ページ(商品の数だけ)* 初めは5~10でOK
こちらの順番で作業することをおすすめします。
- 商品を登録
- テンプレートを選ぶ
- 必要であれば、カスタマイズや調整をする
商品を登録する
下記のようにしておくと、どのように表示されるのかを確認しながらテンプレートを選ぶことができます。
・5点以上を目安に商品を登録する
・カテゴリー(カテゴリ)分けもしておく *shopifyでは「コレクション」呼ばれる機能を使う
・各商品の写真を3枚以上登録する
・商品の説明を入力
写真や商品説明は後で追加・変更可能です。
カテゴリーをどのようにわけるのかや、カテゴリー名の付け方がかわからない場合、同じような商品を扱う他のショップを参考にして考えてみましょう。
テンプレートを選ぶ
デザインテンプレート(テーマと呼ばれる場合もあります)を選んで、ショップがどのように表示されるのかを確認します。
パソコン、スマートフォンの両方で確認します。
トップページ、カテゴリーページ(商品が一覧で表示される)、商品ページでの見え方をそれぞれ確認しましょう。
必要であれば、カスタマイズや調整をする
利用するネットショップ作成サービスによって、カスタマイズやレイアウト変更、調整できる範囲は異なります。
また、直感的に変更を加えることができるモードと、HTML・CSSの編集できるモードを選べるプラットフォームもあります。
自力でできない場合は制作代行業者に依頼する
ECカートASP(ネットショップ作成サービス)ではテンプレート(またはテーマ)が用意されており、専門知識がなくても簡単にきれいなデザインのECサイトを作成することができます。
そうは言っても、やはり難しくてできなかったり、時間がない、思った通りのショップを作りたいが、ご自身ではできないということもあると思います。
そのような場合は、制作代行業者に依頼することも考えてみましょう。
デザインや初期設定の代行、ショップロゴやバナーを作るサービスなどを提供している業者さんはたくさんあります。
お近くの業者さんなどに依頼する場合は、利用したいECカートASPで作成可能かなどを確認してみてください。
また、ECカートASPで、そのサービスを熟知した代行業者を紹介してくれるサービスを提供している場合もあります。
カラーミーショップ、makeshop、おちゃのこねっとなどで利用できます。
相談や見積もりができますので、公式サイトで確認してみてください。
ショップのデザインを決める時に、美しく見せる、かっこよく見せる、ショップらしさを表現するということだけに時間を費やさないように気を付けましょう。
見た目の良さも大切ですが、何より大切なのは、そこに「信頼感」と「使い勝手の良さ」があるかということです。
どこに何があるのかわからなかったり、注文までに手間がかかるサイトからは、お客様は離れて行ってしまいます。
ぜひ、お客様の視点でショップ作りを進めてください。
③ 決済方法・送料などを登録・設定する(運営の準備)
受注から発送までに必要な項目を設定していきます。
決済方法は管理画面で設定するだけではなくて、決済代行業者との契約などが必要ですので、一緒に解説します。
「特定商取引法に基づく表記」
通信販売を行うサイトに「特定商取引法に基づく表記」のページの設置は必須です。
詳しくは、消費者庁の特定商取引法ガイド(https://www.no-trouble.caa.go.jp/)に掲載されています。
一つ一つの項目をどのように記載すれば良いのか、初めての方にとっては難しく感じるかもしれませんが、ほとんどのネットショップ作成サービスでは、各項目に入力するだけのページやテンプレートが用意されています。
ヘルプページ・解説ページなどで入力内容のポイントや注意事項を参考にして「特定商取引法に基づく表記」を作成しましょう。
個人に限り、住所・電話番号を非表示にすることができる場合があります。
BASE、STORESでは、個人・個人事業主のショップオーナーに限り、また、カラーミーショップでは個人でフリープランを利用している場合に限り、住所・電話番号を非表示にすることができます。(特定商取引法に基づく表記には、プラットフォームの会社の住所・電話番号が表示される。)
ただし、非公開設定については「特定商取引法に基づく表記」についてのみ
※非公開としている場合でも商品を発送する際は、発送元はショップオーナー自身の住所・連絡先を使用する必要があります。
※商品発送時の送り状や納品書・請求書等はショップオーナー自身の住所・連絡先を使用する必要があります。
支払い方法の設定
ネットショップでの決済方法として、クレジットカードは必須です。
他にも様々な決済方法を利用できます。
クレジットカードのみで開始しても大丈夫ですが、顧客の年齢層などによって利用しやすい決済方法を追加して、お客様の利便性を高めることも大切です。
選択肢を増やすことによって、購入率がアップすることを期待できます。
ID決済(Amazon Pay、PayPayなど)や、スマートフォンキャリア決済(d払い、auかんたん決済など)、のようにスピーディーに決済できる決済方法の他に、クレジットカードを持たない・ネットでのカード利用に抵抗があるという層に人気の「銀行振込」や「代引き決済」などもあります。
あらゆる層の顧客の利便性をカバーするために、あれもこれもと決済方法を増やすと、対応や事務処理などが煩雑になる場合があります。
初めは1~数種類の決済方法から始めて、必要に応じて増やしていってもよいと思います。
利用できる決済方法について
ASPによって、利用できる決済代行業者が異なります。
各決済方法についても、利用条件があったり、利用できない場合もあります。
ASPを決める段階で確認をしておきましょう。
各ASPでの決済代行業者・決済方法の選び方は、3パターンにわかれます
パターン1:BASE、STORESでは、用意されいてる決済方法から選びます。
パターン2:カラーミーショップ、おちゃのこねっとなどは、月額無料のプランのみ決済代行業者が指定されているので、そこで用意されている決済方法から選びます。
パターン3:カラーミーショップ、おちゃのこねっとの有料プラン、makeshop、Shopifyなどでは、それぞれ、「カラーミーペイメント」「ゼウス決済サービス(おちゃのこ専用プラン)」、「makeshopペイメント」「Shopifyペイメント」などの決済サービスの利用ができますし、それ以外の決済代行業者を利用することも可能です。
※ Shopifyで外部決済サービスを利用する場合、「外部サービス取引手数料」が発生します。
「決済代行業者を自由に選べる」となっている場合は、1社だけ利用しても良いですし、複数の決済代行業者を利用することも可能です。
クレジット決済などの利用には申し込みと審査がある
カラーミーショップ、makeshop、おちゃのこねっと、Shopifyなどでは、利用する決済代行業者に申し込みをして、審査を受けます。
審査申し込みから利用開始まで日数がかかります。
公開されている目安となる日数は下記のようになります。
※審査が混み合っていたり、不備などがあると更に日数を要するので、余裕を持って申し込みしましょう。
・カラーミーペイメントは審査申し込みから利用開始までに約5~24営業日程度。
・クロネコwebコレクト、SGシステム(佐川急便グループ)などのサービス申し込みから利用開始までに3週間~4週間程度。
STORES、BASEのように、決済手数料をECカートASPに支払うシステムになっている場合は、別途決済代行業者と契約する必要はなく、ASPに利用したい決済方法の申し込みをします。(審査や利用条件等はあります)
管理画面で支払い方法の設定をする
利用する決済方法が決まり、審査が完了したら、管理画面で支払い方法の設定をします。
決済方法によっては、決済手数料の他に固定費が発生する場合などもあるので注意しましょう。
逆に、費用がかかってでも、売上を伸ばしたり、手間を減らして他の仕事に専念できる時間を確保するということも大切です。
何を優先するかを考えて、利用するサービスを選びましょう。
送料・配送方法の設定
送料を比較して、利用する配送会社を決めます。
配送会社の選び方
見積もりを取りましょう。(条件によって価格が変わる場合があります)
運賃の支払い方法や、集荷などの利用についても問い合せてみてください。
例えばヤマト運輸であれば、法人(掛売り)契約があります。
利用対象:法人・各種団体・個人事業主
1ヵ月分の発送費用をまとめて支払うことができます。
配送会社は1社だけではなく複数利用して、荷物のサイズや種類、届け先によって変えるということも、費用を抑えるために大切です。
その分、サイトの配送設定や発送作業は複雑になります。
作業が負担になったり混乱する場合は、開始当初は1社だけにして、後々考えてもよいでしょう。
管理画面で設定する
どの商品をどの運送会社にお願いするかが決まったら、管理画面で、送料や配送方法の設定をします。
特定商取引法に基づく表記の送料の欄に記載することも忘れずに。
↓こちらに具体的な記入例などが掲載されています。
通信販売広告について|通信販売|特定商取引法ガイド
https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/mailorder/advertising.html
梱包資材の手配
梱包資材なども準備しておきましょう。
ダンボールなどの資材は、販売件数が伸びるほど多くかかる費用です。
同じサイズのもので価格を比較検討してみるなど、費用を抑える工夫をしましょう。
ショップのロゴ入りダンボール箱など、オリジナルの資材を作ってくれるサービスもあります。
メールの設定
購入完了メール(注文確認メール)、発送完了メールなどの編集・設定が必要な場合はやっておきましょう。
(プラットフォームによっては、編集できない場合もあります。)
④ 注文受付けから発送までの流れを確認
②③までできたら、最終チェックを行いましょう。
お客様が混乱することのないように、基本的な間違いがないかチェックをしましょう。
導線・動線の確認
お客様目線で、トップページ、カテゴリーページ、商品ページ、購入ページ、問い合せページなどを確認。
スムーズに購入手続きまで行えるか、リンク切れがないかもチェックします。
下記の項目もチェックします。
・問い合せフォームの設定やフォームへのリンクの設置
・各種機能を利用する場合はその確認(会員登録、メルマガの登録、ポイント機能の設定など)
注文画面での確認
商品をカートに入れてみて、注文ボタンを押す前までの操作だけでも確認できることはたくさんあります。
登録した運送会社が正しく表示されているか、登録した決済方法は全て表示されているか、送料は正しく表示されるかなどを確認します。
テスト注文の機能が備わっているECカート・テスト注文が推奨されているECカートでは、指示通りテスト注文を行います。
テスト注文ができないECカートや、誤って手数料などが発生するのを避けたい場合は、上記の「注文ボタンを押す前までの操作」のみで確認します。
決済の設定ができているかなどを確認したい場合、テスト注文をしたくなりますが、注意が必要です。
テスト注文の機能が備わっていない場合は、通常のお客様が購入する手順でテスト注文を行うしかないため、注意が必要です。
実施する場合は、注文キャンセル・返金できるかや決済手数料・サービス手数料などが発生しないかなどを確認の上、自己責任で行ってください。
テスト注文の後、ECカートでの受注キャンセル処理だけでなく、決済代行会社の管理者ページでも決済のキャンセル処理を行う必要がある場合は忘れずに処理を行ってください。
お客様対応の流れを確認
注文が入ってから発送までの、管理画面でやることやお客様への対応の流れは、それぞれの ECカートASPの公式サイトやヘルプページなどで確認しておきましょう。
商品の梱包作業や送り状の作成などの流れも確認しましょう。
ここまで来たら、いよいよ開店です!
まとめ
ネットショップ OPEN までにやることは、どのネットショップ作成サービスを使ってもほぼ同じです。
それぞれの プラットフォームの公式サイトやヘルプページなどで、サービス内容に合った開設手順や初期設定ガイドなどが公開されていますので、順にやっていきましょう。
やることがたくさんあり、特に初めての場合は大変かと思います。
わからないことがあれば、問い合せを利用してみましょう。
自社でやれないことは、有料とはなりますが代行サービスを利用することなども検討しましょう。
また、クレジットカードなどの決済利用申請・審査にかかる時間も見込んで計画しましょう。
ショップを作るにあたって、お客様が安心して利用できるサイトにすることを心がけましょう。
初めから完璧である必要はありません。
まずはショップを完成させて、運営しながら改善していきましょう。



